気仙沼素材屋 | 気仙沼のおさかな
※表示価格は1kgの価格になります。
以前、日本テレビ系TV番組「秘密のケンミンSHOW」でメカジキの背びれの肉「ハーモニカ」が話題になりました。実はハーモニカはメカジキだけのものではないんです!
もうかさめのハーモニカ(軟骨)は、背びれの付け根の部位のことを言います。 皮をとると上記写真、赤枠内の縦筋が入っている部分が「もうかさめのハーモニカ(軟骨)」です。
実際に取り出したハーモニカ(軟骨)です。魚体によって大きさは異なり、100g台から700g台と様々です。
毛鹿鮫(もうかさめ)肉は畜肉(牛、豚、鶏)に比べて「高タンパク・低カロリー・低脂肪」であり、さらには乳幼児から学童期にかけて脳の発達に有用であると考えられる「DHA」含有率が高く、「ビタミンB6・B12」も豊富に含まれます。もうかさめは「ヘルシーで栄養満点な食材」なのです。
さめは知らない人がいないほど有名な魚ですが、肉が食べれるということはあまり知られていません。 北関東でサメ肉を食べる習慣がありますが、全国的には普及していないのが現状です。
毎春悩まされている方も多い、花粉症に有効とされる成分が「ビタミンB6」。もうかさめは「ビタミンB6」を多く含んでいます。
含有率の高い「ミナミマグロ」は高級魚でめったに口にすることができませんが、「もうかさめ肉」ならば価格も手ごろで購入することができます。
参考まで、一般成人の1日当たりの摂取量は1.1mg〜1.3mgと言われています。 (厚生労働省HP栄養素等摂取量(総数)より)
気仙沼ではどのように鮫が利用されているのでしょうか?
頭、カマ、皮からはコラーゲン。骨からはコンドロイチン。肝臓からは肝油を抽出し、肉はもちろん、焼き物、煮物用にブロック、切り身にして主に北関東に出荷されています。
これほど捨てるところがない魚も珍しいです。
また、一部の環境保護団体が「フカヒレだけを食べ、残りを捨てている」との主張がありましたが、そんなことはありません。
昔、毛鹿鮫(もうかさめ)はこの血を洗い流してから水揚げしたところ、急激に鮮度が落ちてしまったことから、現在、毛鹿鮫(もうかさめ)だけは血だらけのまま水揚げされています。
もうかさめのハーモニカを圧力鍋で20分煮つけました。
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気仙沼素材屋店長「金兵衛」
こんにちは。気仙沼素材屋店長の素材屋金兵衛です。皆様に気仙沼港に水揚げされる魚を一軒でも多くの食卓に届けられるよう、がんばります。